そらふねタロット~fortune telling~

心に勇気と青空を。

占い日誌:嫁が実家にこもったきり。。。。という男性

タロット占いの相談現場にて。

対面占いのサイトに在籍していた時の話です。

占いには、男性も多く相談にお見えになります。

今回の内容は、両親と同居している若夫婦の旦那さま、AKIさん(仮名)からの

「嫁が帰ってきてくれないのです」という相談。

「時間がないんです」の意味が、なんか違う

AKIさんは、占いサイトで開口一番、

「時間がないんです」とおっしゃいました。

急いでいるのかな。

次に来た彼のセリフが、

「(1分270円の料金に対しての)あまりお金がないので……」

 

このそらふねタロットは、こんな料金設定はしないのですが、

業界では契約上、きちんとそちらのお客様ということで、

「では取り急ぎ、何を占いましょうか?」

既にこの時点で、私はタロットカードを混ぜ始めております。

 

AKIさんいわく、

「嫁が実家に帰ったきり、

戻ってこないのです。

実家の玄関まで迎えに行ったのですが、

引きこもって出てきません。

精神的にうつ状態だといって、実家の家族も、

会わせてくれないのです」

展開図

さて、この展開図は、上段が旦那さんのAKIさん、

下段がお嫁さんのカードたちです。

「AKIさんは原因に心当たりはあるのでしょうか?」と私。

「うちは、僕の両親と同居でして……

どうやら嫁と親とのやり取りがうまくいかなかったようなんです」

「同居でしたら、その状況はAKIさんもご存知だったということでよろしいですか。

そういう場合のAKIさんの対応は、どうされてましたか?」

と私。

「いや、僕は普通に……」

なんだか歯切れの悪いこと。

人のご縁は、『当たり前』ではなくて、「奇跡」に近い

若いお二人には、

人生の先輩みたいな人が周囲にいらっしゃれば、

親世代との同居について、

いろいろと経験談を聞くこともできたのでしょうが、

今のご時世、

誰に聞いてよいのか、どうしてよいのか、

わからないというのが、

占いに来られた理由なのかも知れません。

義理のご両親というのは、

この家に入りたてのお嫁さんから見たら他人ですから、

今まで育ってきた環境も考え方も、

うまく合わせるのは至難の業ですよね。

AKIさんは、何とかなる、と思っているようです。

「未だやり直せる」と、AKIさんは、思っています。

ただし

「彼女(お嫁さん)がほんの少し我慢してくれたら、

みんな丸くおさまるのに」という本音のカードのささやきが、

聞こえてきました。

剣の「2」、ちょっと気になるカードですよね。

AKIさんの上段のカードたちは、

女性のカードばかりがつらい思いをしている感じで、

彼が、お嫁さんに求めてきたこと、

これから求めるであろうことを、

淡々と語っています。

何で我慢するのは彼女なんだろう。

何でパンドラの箱を開けるのは、彼女なんだろう。

「彼女の考えていること」

これは相談者が聞いていることではないですが、

何か少しでもお二人が良い関係になってくれないかな、という意味で、

読み解くことになります。

下段の、お嫁さんのカードたち。

占い師はタロットたちの話には

フラットに耳を傾けなくてはいけないのです。

カードたちの話は、

お嫁さんが、

「自分のことをすべて否定されてしまうから、

それが嫌でこの避難場所から出たくない」

「少し考える時間が欲しい」

そう思っている場面から始まります。

AKIさんが彼女に求めるように、

彼女もAKIさんには、

「もっと大人になってきちんと向かい合って欲しい」

「見知らぬご両親との同居だからこそ、

違和感のある価値観や、ちょっと違うなと思う考え方、

間に入って整理して欲しい」

彼女側のカードには、

男性のカードたちがたくさん出てくる感じですが、

つまりは、

「一体AKIさんは、私と親御さんと、どちらの味方なの」

を考えたくないので、彼女は実家から出られないと出ています。

 

あくまでも、占いの結果ですが。

時間切れでそれきりになってしまう相談例となる

AKIさんは、とにかく嫁に帰ってきてほしい、

そればかりを口にします。

帰っても、同じトラブルが起きることは、

容易に予測できますよね。

占い師はあくまでも相談者を良い方向に、

「気づいてもらう」ように話すのが大事。

 

「AKIさん、最初からAKIさんご両親との家庭に、

彼女に入ってほしかったのでしょうか、

それとも、AKIさんは、

新しいご夫婦の家庭を彼女と作るというのは」

リモートサイトの占い時間、10分で切れてしまいました。

このサイトのシステム上、AKIさんの申し込まれた占い時間は、

それだけだったということです。

 

Kaglaの本音言ってよろしいですか?

~~~え~こんなに深刻な内容なのに10分で話し終わらせろと?

それでAKIさん、納得なの?~~~

 

(本気で解決したい相談者さんは、

再度占いサイトに戻ってきてくださいますが。)

 

 

一緒に考えようと思っても、

何か改善できることがあるか探したくても、

これは少々後味の悪い相談例でしたね。

 

むしろ切り替えて、他の誰かを元気にできるかもしれない、

そう思って次の相談者さんのお話に耳を傾けるKaglaでした。

 

どうかこのお二人に、良いことがありますように。

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